お断りした時は、商品そのものではなく、今回母にプレゼントしようと思ったこと自体にとても意味があったと考えることにしました。
母は80歳の高齢です。
アフリカ布の年齢を問わず着られるデザインで夏を楽しく過ごして欲しくて選んでいましたが、その過程を通じて普段あまり連絡を取らなくなった母とも連絡を取り、母を想う時間も増えました。
色はどれがいいかと、父のタブレットで写真を拡大しながら母に選んでもらった時、久しぶりに母がワクワクしているのが電話越しにも感じられました。
RAHA KENYAの素敵な商品にこれからもたくさん出会えると思いましたし、その時は購入できるまで何度でも挑戦しよう!と思ったんです。
でも…一晩考えてみて。
私はなんてアホなことをしてしまったんだろう。という思いが大きくなっていったんです。
あのご提案からはリエさんの「是非お母様に手に取っていただきたい」という気持ちが溢れていましたし、その提案をお受けすることで母が喜ぶのは間違いないことなのに、
私は他に色々難しいことを考えてしまって、母とリエさんの間にある繋がりを自分が邪魔してしまっていると気づいたんです。
とってもシンプルなことに、私は気づいていなかったんですね。
なので、翌朝一番で、「一度お断りしたので、もうダメかも…」と思いつつ提案を受けさせていただきたい旨を連絡しました。そうしたら「家にあるだけではお洋服もかわいそうだし、とても大切に着てくれそうな方にお届けできるかと思うと、本当に本当に、嬉しい限りです。」と返信をいただき、母のブルーのワンピースだけ購入させていただくことになりました。