基本的には、担当案件をまるごと任せてくださるスタイル。
あくまで「期間限定のお手伝い要員」ではなく「チームRAHA KENYAの一員」として、常に主体的に考え動いていく“自走力”が求められます。
(そこが最大の難所であり、面白み!)
それは、『イベント企画/準備/広報/当日運営』はもちろん、
『お客さまってどんな方?』『他企業事例』などの情報収集から、
『どんなコミュニティをつくりたい?』という未来予想図?に至るまで。
これまで外から見ているだけだったRAHA KENYAのことを、
内側に立って深堀していく作業は、
「この情熱が、RAHA KENYAを生み出しているんだ!」
というファンとしては鳥肌モノの感動ばかり。
しかし、あろうことか、強みである「ファン当事者」という立場が、
企画を進めるうちにどんどん足かせになっていったのです。
「こんな素晴らしいみなさんの想いを体現せねば!」と
ファンとしてリスペクトするが故に空回りをしたり、
「わたしの企画は、本当に求められているものだろうか?」
単なるいちファンのエゴでは?と迷ってしまう日々。
それでも、リエさん&チームのみなさんと幾度も相談をし、
“これならなんとかやれそう”という段階まで、ようやく辿り着きました。
が、結果的に、企画したイベントは、中止となってしまったのです。
最終の打ち合わせで、ふと、リエさんに問いかけられました。
「ところで、マキさん。
いま、ワクワクできていますか?」
恥ずかしながら、即答、出来ませんでした。
「思ったようにできないときって苦しいですよね。
でも、そういうときほど、『どうやったら、RAHA KENYAのイベントに来たひとたちが、もっともっとハッピーになってくれるだろう?』って考えるんです。
そのためには、マキさん自身がワクワクしていることが1番大切なんですよ◎」
いつの間にか、企画の表面的な出来不出来ことばかりに気を取られ、
最も大切なところが抜け落ちていってしまっていたのです。
しかし、時すでに遅し。
「出産間近で準備に十分な時間が取れないので、残念ですが今回は見送りましょう」と伝えてくださいましたが、完全にわたしの力不足が原因でした。
あれだけの時間をかけたのに形にできなかったという悔しさと、
不甲斐なさでいっぱい私に、リエさんから意外な言葉が飛んできました。
「じゃあ、早速!新しい仕事を、お願いしてもいいですか?」
“失敗を、失敗に終わらせない”というチームRAHA KENYAの姿勢に、
わたしもこれで終わらせたくない、と心に火が灯りました。
インターン期間は残すところ、あと1週間。
落ち込んでいる暇はありませんでした。